『投資信託をもうちょっと身近に感じてみよう』勉強会に参加しました。
今回はスピンオフ企画の第1回目。
三井住友アセットマネジメントのファンドマネジャーの木村さんをゲストにお招きして、
お題は日本の中小型株のファンドマネジャーにきく
『超有名企業だけじゃない! 小さくでも魅力的な会社に投資する』です。
ところが、仕事と電車の遅れで、到着が30分遅れてしまいました。
汗だくで会場に入った時には、木村さんは株式の銘柄選びを話されていました。
他には、四季報の話をされてました。
四季報は、恥ずかしながらチラ見程度しか見た事ないのですが、
じっくり読める面白い本なんですね。
また機会があれば読んでみようと思います。
日本経済はどうか?
日本経済は成熟経済で、大きくは伸びていない。
成熟経済が伸びていくには、規制緩和で小さい企業を、
新産業でたくさん育てていくのがひとつの施策です。
日本経済が今、ダメだけれどよく見ると、大型株式が駄目で、
小型株式は悪くはない。
TOPIX 、TOPIX Core30、TOPIX Smallの指数を日本取引所グループの
Webサイトの『株価指数ヒストリカルグラフ』で見ると、グラフの形は異なりますね。
『TOPIX Small』の指数に連動するインデックス投資信託って、
あればいいなぁって思ったけど、ETFでありました。
ただ、昨年の平成27年に繰上償還になっちゃたんですね。
「上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株」
純資産総額が約6億円くらいと少なく、運用が困難になってきたからだそうです。
カン・チュンドさんが言われるように、純資産総額は
30億円以上が目安なんでしょうね。
他には、『TOPIX Small』の指数を対象とする投資信託は見つかりませんでした。
米国株式には、『バンガード・スモールキャップETF』 VB というのがありました。
目指す指数は、『CRSP USスモールキャップ・インデックス』で、
米国の株式市場の時価総額、下位2%~15%の会社で構成されています。
信託報酬が0.08%、ETF純資産総額117億ドルで、全く問題無さそうです。
インデックスだと企業の選別はしないので、業績の悪い会社も
入っていることにはなりそうです。
運用方針を売っている。
投資スタイルは75銘柄に均等に投資しています。
投資する会社には、訪問しているそうです。
なので、ファンドマネージャーの仕事って、
画面をずっと見て取引を行っている訳でなく、
ほとんどが、会社訪問などの調査だそうです。
それでも、どの銘柄の株価が上昇するか分からないとの事。
投資信託に投資して必ず儲かるという事でなく、
こういった運用方針を売っていると言われてました。
なるほど、会社員の僕が小型銘柄の企業を調査し、訪問し、
良いと思った株式を購入するなんて出来ないから、
運用方針に納得して、代わりにやってくれてるんだと思えば、
投資してもいいのかなと思いました。
アクティブファンドってよく分からないので、投資の対象外にしてましたが、
説明会などで納得できるものなら投資してもいいですね。
僕の資産運用は、TOPIX などの市場の平均と言われている指数が元になっている
投資信託やETFに世界分散で投資しています。
『世界経済の株式は上がったり下がったりするけれど、
生産活動によって上昇する。』という考えです。
『割安か割高か十分選定して、多数銘柄を持っておき売買』するっていう
考え方は違ってますが、異なる連動性という観点から少しの割合なら、
資産配分にいれていいのかなと思います。
運用コストは?
懇親会での話だったか、資産総額が30億円以下の投資信託は、
だいたい赤字なんだそうです。
30億円といえば、信託報酬が1%とすると、3000万円。
ここには、委託、販売、運営の手数料が入っています。
委託会社:
ファンド運用の指図等の対価
販売会社:
交付運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理、
購入後の情報提供等の対価
運受会社:
ファンド財産の保管および管理、委託会社からの指図の
実行などの対価
ファンド運用の指図等を行う委託会社の経費が半分くらいの0.5%だとすると、
1500万円。会社の経費もありますから、純資産総額が30億円でも
ファンドマネージャーの専属は難しそうです。
たいていは、いろんなファンドを兼任しているんでしょうね。
アクティブファンドの場合、経費が安ければいいという訳ではなさそうです。
投資する銘柄の選別を、営業利益などで機械的に選んで経費が安いと言われそうです。
やっぱり、経費が掛かっても、ちゃんと調査を行ってもらった方がいいですよね。
『投資信託をもうちょっと身近に感じてみよう』
アクティブファンドはよく分からないだけに、敬遠してましたが、大変勉強になりました。ファンドマネージャーの想い、考えがよく分かります。
企画して頂いたrennyさん、竹川美奈子さん、ゲストの木村さんありがとうございます。
また、日程があえば、ぜひ参加したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿