2016年7月3日日曜日

『投資信託をもうちょっと身近に感じてみよう』勉強会に参加しました

『コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ』の スピンオフ企画、
『投資信託をもうちょっと身近に感じてみよう』勉強会に参加しました。

今回はスピンオフ企画の第1回目。

三井住友アセットマネジメントのファンドマネジャーの木村さんをゲストにお招きして、
お題は日本の中小型株のファンドマネジャーにきく
『超有名企業だけじゃない! 小さくでも魅力的な会社に投資する』です。

ところが、仕事と電車の遅れで、到着が30分遅れてしまいました。

汗だくで会場に入った時には、木村さんは株式の銘柄選びを話されていました。
他には、四季報の話をされてました。

四季報は、恥ずかしながらチラ見程度しか見た事ないのですが、
じっくり読める面白い本なんですね。

また機会があれば読んでみようと思います。



日本経済はどうか?


日本経済は成熟経済で、大きくは伸びていない。
成熟経済が伸びていくには、規制緩和で小さい企業を、
新産業でたくさん育てていくのがひとつの施策です。
日本経済が今、ダメだけれどよく見ると、大型株式が駄目で、
小型株式は悪くはない。

TOPIX 、TOPIX Core30、TOPIX Smallの指数を日本取引所グループの
Webサイトの『株価指数ヒストリカルグラフ』で見ると、グラフの形は異なりますね。


株価指数ヒストリカルグラフ | 日本取引所グループ株価指数ヒストリカルグラフ | 日本取引所グループ

『TOPIX Small』の指数に連動するインデックス投資信託って、
あればいいなぁって思ったけど、ETFでありました。
ただ、昨年の平成27年に繰上償還になっちゃたんですね。

「上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株」

純資産総額が約6億円くらいと少なく、運用が困難になってきたからだそうです。

カン・チュンドさんが言われるように、純資産総額は
30億円以上が目安なんでしょうね。

これが投資信託の『チェックポイント9』です! カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!これが投資信託の『チェックポイント9』です! カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!

他には、『TOPIX Small』の指数を対象とする投資信託は見つかりませんでした。

米国株式には、『バンガード・スモールキャップETF』 VB というのがありました。
目指す指数は、『CRSP USスモールキャップ・インデックス』で、
米国の株式市場の時価総額、下位2%~15%の会社で構成されています。

信託報酬が0.08%、ETF純資産総額117億ドルで、全く問題無さそうです。
インデックスだと企業の選別はしないので、業績の悪い会社も
入っていることにはなりそうです。

運用方針を売っている。


投資スタイルは75銘柄に均等に投資しています。
投資する会社には、訪問しているそうです。
なので、ファンドマネージャーの仕事って、
画面をずっと見て取引を行っている訳でなく、
ほとんどが、会社訪問などの調査だそうです。
それでも、どの銘柄の株価が上昇するか分からないとの事。

投資信託に投資して必ず儲かるという事でなく、
こういった運用方針を売っていると言われてました。

なるほど、会社員の僕が小型銘柄の企業を調査し、訪問し、
良いと思った株式を購入するなんて出来ないから、
運用方針に納得して、代わりにやってくれてるんだと思えば、
投資してもいいのかなと思いました。

アクティブファンドってよく分からないので、投資の対象外にしてましたが、
説明会などで納得できるものなら投資してもいいですね。

僕の資産運用は、TOPIX などの市場の平均と言われている指数が元になっている
投資信託やETFに世界分散で投資しています。
『世界経済の株式は上がったり下がったりするけれど、
生産活動によって上昇する。』という考えです。


Donutsの旅と資産運用日記: 株式は上がったり下がったりするけれど、生産活動によって上昇するって、ほんとう?Donutsの旅と資産運用日記: 株式は上がったり下がったりするけれど、生産活動によって上昇するって、ほんとう?

『割安か割高か十分選定して、多数銘柄を持っておき売買』するっていう
考え方は違ってますが、異なる連動性という観点から少しの割合なら、
資産配分にいれていいのかなと思います。

運用コストは?


懇親会での話だったか、資産総額が30億円以下の投資信託は、
だいたい赤字なんだそうです。

30億円といえば、信託報酬が1%とすると、3000万円。
ここには、委託、販売、運営の手数料が入っています。

委託会社:
ファンド運用の指図等の対価

販売会社:
交付運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理、
購入後の情報提供等の対価

運受会社:
ファンド財産の保管および管理、委託会社からの指図の
実行などの対価

ファンド運用の指図等を行う委託会社の経費が半分くらいの0.5%だとすると、
1500万円。会社の経費もありますから、純資産総額が30億円でも
ファンドマネージャーの専属は難しそうです。

たいていは、いろんなファンドを兼任しているんでしょうね。

アクティブファンドの場合、経費が安ければいいという訳ではなさそうです。
投資する銘柄の選別を、営業利益などで機械的に選んで経費が安いと言われそうです。
やっぱり、経費が掛かっても、ちゃんと調査を行ってもらった方がいいですよね。

『投資信託をもうちょっと身近に感じてみよう』

アクティブファンドはよく分からないだけに、敬遠してましたが、大変勉強になりました。
ファンドマネージャーの想い、考えがよく分かります。

企画して頂いたrennyさん、竹川美奈子さん、ゲストの木村さんありがとうございます。
また、日程があえば、ぜひ参加したいと思います。






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