NISA制度の税金控除額が分かりました。
では、2015年度のNISA口座はどうなるんでしょうか?
株価が高かった時です。
2015年のNISAはどうなんだろう?
2015年は、100万のNISA枠でした。
例えば、2015年に外国株式のVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を
購入したとします。
※四捨五入とかはアバウトで計算してます。
~2015年 当時のデータより~
株価(ドル/株) | 62.04 |
ドル円のレート | 119.6 |
円換算額(円) | 7,421 |
100万円の枠なので、134株購入できたとします。
購入株数 | 134 |
取得金額(ドル) | 8,313 |
取得金額(円) | 994,414 |
2015年のNISAで購入したVTを2016年に特定口座に移管したすると?
2015年にNISA枠で購入したVTを2016年になって特定口座に移管したとします。
※移管も売却も、税金については同じだと思います。
2月はじめのデータを使用します。
2月はじめの株価 | 52.69 |
ドル円のレート | 118.0 |
円換算額(円) | 6,217 |
2月のはじめの時点での評価額は?
評価額(ドル) | 7,060 |
評価額(円) | 833,212 |
もうかった?損した??損益は?
評価損益(ドル) | -1252 |
評価損益(円) | -161,202 |
株価が下がっちゃった。
為替でも駄目ですってパターンですね。
配当金はどうだろう?
2015年の1年間の配当金の合計です。
2015年の配当金(円) | 22,777 |
合計(円) | 22,777 |
税金は?
税金の評価損益は、日本円に換算して計算します。
税率は20.315%。
2月はじめの評価損益は、-161,202円。
特定口座に移管すると、2月はじめの株価、為替が取得金額になるので、
2015年の株価、為替に戻っても、利益になって、税金が取られます。
2015年の株価、為替に戻った場合で、売却すると、
32,748円税金が取られます。
税率(%) | 20.315 |
評価損益の税金(円) | -32,748 |
配当金の税金(円) | 4,627 |
税金控除額(円) | -28,121 |
NISA口座で運用したことによる外国株式の外国税額控除が使えなかったことは、
考慮してません。
外国で税金を払ったので、その分、日本の税金を免除してくれるんだけど、
NISA口座は日本での税金が免除になってるので、控除分が無くなる分です。
税金控除額は、-28,121円。
逆に、取られちゃいます。
購入時の手数料は?
SBI証券では、NISA口座で外国株式を購入すると手数料がキャシュバックされます。
キャシュバック分はおいくらでしょうか?
1000株まで、1注文あたり25ドル、税込みで27ドルです。
2015年当時の為替で日本円に換算すると、3,230円
NISA口座のメリットはどのくらい?
評価損益と配当金の税金控除額(円) | -28,121 |
購入時の手数料(円) | 3,230 |
NISA口座のメリット(円) | -24,891 |
NISAの投資期間が、もっとあればいいんですが、5年は短いですね。
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